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CryptSuite - Ver 1.0.1.0 (2016.03.23)

本パッケージではWindows CryptoやOpenSSLに関連したユーティリティを提供します。

主な機能

本パーケージには次のアプリケーションを含みます。

1. CryptGenRSAKey
 CryptoAPIでRSA鍵ペアを作成しCSPの鍵コンテナに格納します。

2. CryptEnumKeyContainer
 CryptoAPIで使用する鍵コンテナ一覧を表示します。

3. CryptKeyInfo
 CryptoAPIで使用するRSA交換鍵の情報を表示します。

4. CryptKeyExportFile
 CSPの鍵コンテナにある公開鍵/秘密鍵をエクスポートします。

5. CryptKeyImportFile
 CSPの鍵コンテナへ公開鍵/秘密鍵をインポートします。

6. CryptDeleteKeyContainer
 CSPに存在する鍵コンテナを削除します。

7. OpenSSLGenRSAKey
 OpenSSLでRSA鍵ペアを作成しCSPの鍵コンテナに格納します。

各アプリケーションの使用方法は、「使用方法」を参照ください。

動作環境

OS:
 Windows Vista (X86, X64)
 Windows 7 (X86, X64)
 Windows 8.0 (X86, X64)
 Windows 8.1 (X86, X64)
 Windows 10 (X86, X64)
 Windows Server 2008 (X86, X64)
 Windows Server 2008R2 (X64)
 Windows Server 2012 (X64)
 Windows Server 2012R2 (X64)

メモリ:
 各OSの推奨環境のRAM

ハードディスク:
 10MB以上の空き容量のあるハードディスク

その他:
 Internet Explorer 9.0 以上

ライブラリ:
 Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
 https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=8328

 OpenSSLのランタイム
 7.OpenSSLGenRSAKeyアプリケーションの実行には"libeay32.dll"が必要です。
 下記サイトよりダウンロードしインストールします。
 Shining Light Productions - Win32 OpenSSL
 http://www.slproweb.com/products/Win32OpenSSL.html

ダウンロードファイル:
 環境に合わせてv1.0.2g以降のどちらかをダウンロードしてください
 Win32 OpenSSL v1.0.2g
 Win32 OpenSSL v1.0.2g Light
 インストールしたフォルダ下のbinフォルダにある"libeay32.dll"をアプリケーションと同じフォルダへ複製、又はパスの通ったフォルダへ配置してください。

インストール


インストーラを起動してウィザードに従ってインストールしてください。

アンインストール


プログラムの追加と削除からアンインストールを行ってください。
※プログラムを実行して作成した鍵コンテナと鍵は削除されません。

使用方法


■1. CryptGenRSAKey
 CryptoAPIでRSA鍵ペアを作成しCSPの鍵コンテナに格納します。

  CryptGenRSAKey [/N:鍵コンテナ名] [/P:CSP] [/M] [/X] [/L:鍵長(bit)] [/F:ファイル名] [/?]
    /N:鍵コンテナ名鍵を格納する鍵コンテナ名を指定します。未指定の場合は既定を使用。
    /P:CSP      使用するCSP値。未指定の場合PROV_RSA_FULL=1。
                PROV_RSA_FULL     = 1
                PROV_RSA_SCHANNEL = 12
                PROV_RSA_AES      = 24
    /M鍵をグローバルな領域に格納します。未指定の場合はユーザ毎の領域に格納します。
    /X          秘密鍵をエクスポート可能にします。
    /L:鍵長(bit) 鍵のサイズをビットで指定します。未指定の場合2048。
    /F:ファイル名出力する公開鍵ファイル名。未指定の場合は出力しません。
    /?          使用方法を表示します。

  (例)
    CryptGenRSAKey /N:TestProvider /L:4096 /F:test.file
    CryptGenRSAKey /N:"Test Provider" /L:4096 /F:"c:\Sample Dir\test.file"

■2. CryptEnumKeyContainer
 CryptoAPIで使用する鍵コンテナ一覧を表示します。

  CryptEnumKeyContainer [/P:CSP] [/M] [/?]
    /P:CSP      使用するCSP値。未指定の場合PROV_RSA_FULL=1。
                PROV_RSA_FULL     = 1
                PROV_RSA_SCHANNEL = 12
                PROV_RSA_AES      = 24
    /M          一覧をグローバルな領域から取得します。未指定の場合はユーザ毎の領域から取得します。
    /?          使用方法を表示します。

  (例)
    CryptEnumKeyContainer /P:1
    CryptEnumKeyContainer /P:24

■3. CryptKeyInfo
 CryptoAPIで使用するRSA交換鍵の情報を表示します。

  CryptKeyInfo [/P:CSP] [/N:鍵コンテナ名] [/M] [/?]
    /P:CSP          使用するCSP値。未指定の場合PROV_RSA_FULL=1。
                    PROV_RSA_FULL     = 1
                    PROV_RSA_SCHANNEL = 12
                    PROV_RSA_AES      = 24
    /N:鍵コンテナ名 鍵が含まれる鍵コンテナ名を指定します。未指定の場合は既定を使用。
    /M              鍵をグローバルな領域から取得します。未指定の場合はユーザ毎の領域から取得します。
    /?              使用方法を表示します。

  (例)
    CryptKeyInfo /P:1 /N:TestProvider
    CryptKeyInfo /P:24 /N:"Test Provider" /M 

   (実行例)

C:\temp>CryptKeyInfo /M
Container Name=DefaultKeys
KP_ALGID: Key algorithm
        0xA400 CALG_RSA_KEYX
KP_BLOCKLEN: Block size of the cipher
        2048 [0x00000800]
KP_KEYLEN: Length of key in bits
        2048 [0x00000800]
KP_PERMISSIONS: Key permissions
        59 [0x0000003B]
        0x0001 CRYPT_ENCRYPT ... Allow encryption
        0x0002 CRYPT_DECRYPT ... Allow decryption
        0x0008 CRYPT_READ ... Allow parameters to be read
        0x0010 CRYPT_WRITE ... Allow parameters to be set
        0x0020 CRYPT_MAC ... Allow MACs to be used with key
KP_PUB_EX_LEN: public exponent length. [bit] ... not supported in Crypto API.
        17 [0x00000011]
KP_PUB_EX_VAL: public exponent value. ... not supported in Crypto API.
        65537 [0x00010001]
        0x 01 00 01 (little endian)
C:\temp>
■4. CryptKeyExportFile CSPの鍵コンテナにある公開鍵/秘密鍵をエクスポートします。 CryptKeyExportFile [/F:ファイル名] [/P:CSP] [/N:鍵コンテナ名] [/M] [/K:鍵種類] [/?] /F:ファイル名 出力する公開鍵ファイル名。未指定の場合は出力しません(テストモード)。 /P:CSP 使用するCSP値。未指定の場合PROV_RSA_FULL=1。 PROV_RSA_FULL = 1 PROV_RSA_SCHANNEL = 12 PROV_RSA_AES = 24 /N:鍵コンテナ名 出力する鍵コンテナ名を指定します。未指定の場合は既定を使用。 /M 鍵をグローバルな領域から取得します。未指定の場合はユーザ毎の領域から取得します。 /K:鍵種類 出力する鍵種類を指定します。未指定の場合は公開鍵。 公開鍵 = 6 秘密鍵 = 7 /? 使用方法を表示します。 (例) CryptKeyExportFile /F:test.file /P:24 /N:TestProvider CryptKeyExportFile /F:"c:\Exp Dir\test.file" /N:"Test Provider" ■5. CryptKeyImportFile CSPの鍵コンテナへ公開鍵/秘密鍵をインポートします。 CryptKeyImportFile [/P:CSP] [/N:鍵コンテナ名] [/M] [/X] [/?] /F:ファイル名 インポートする公開鍵 or 秘密鍵のファイル名。 /P:CSP 使用するCSP値。未指定の場合PROV_RSA_FULL=1。 PROV_RSA_FULL = 1 PROV_RSA_SCHANNEL = 12 PROV_RSA_AES = 24 /N:鍵コンテナ名 格納する鍵コンテナ名を指定します。未指定の場合は既定を使用。 /M 鍵をグローバルな領域に格納します。未指定の場合はユーザ毎の領域に格納します。 /X 秘密鍵をエクスポート可能にします。 /? 使用方法を表示します。 (例) CryptKeyImportFile /F:test.file /P:24 /N:TestProvider CryptKeyImportFile /F:"c:\Exp Dir\test.file" /N:"Test Provider" ■6. CryptDeleteKeyContainer CSPに存在する鍵コンテナを削除します。 CryptDeleteKeyContainer [/N:鍵コンテナ名] [/M] [/?] /N:鍵コンテナ名 削除する鍵コンテナ名を指定します。未指定の場合は既定を使用。 /M 鍵をグローバルな領域から削除します。未指定の場合はユーザ毎の領域から削除します。 /? 使用方法を表示します。 (例) CryptDeleteKeyContainer /N:TestProvider CryptDeleteKeyContainer /N:"Test Provider" ■7. OpenSSLGenRSAKey OpenSSLでRSA鍵ペアを作成しCSPの鍵コンテナに格納します。 OpenSSLGenRSAKey [/N:鍵コンテナ名] [/P:CSP] [/M] [/X] [/L:鍵長(bit)] [/E:暗号化指数] [/F:ファイル名] [/?] /N:鍵コンテナ名 鍵を格納する鍵コンテナ名を指定します。未指定の場合は既定を使用。 /P:CSP 使用するCSP値。未指定の場合PROV_RSA_FULL=1。 PROV_RSA_FULL = 1 PROV_RSA_SCHANNEL = 12 PROV_RSA_AES = 24 /M 鍵をグローバルな領域に格納します。未指定の場合はユーザ毎の領域に格納します。 /X 秘密鍵をエクスポート可能にします。 /L:鍵長(bit) 鍵のサイズをビットで指定します。未指定の場合2048。 /E:暗号化指数(e) 鍵の暗号化指数を指定します。未指定の場合65537。 /F:ファイル名 出力する公開鍵ファイル名。未指定の場合は出力しません。 /? 使用方法を表示します。 (例) OpenSSLGenRSAKey /N:TestProvider /L:4096 /E:3 OpenSSLGenRSAKey /N:"Test Space Provider" /L:4096 /E:3 OpenSSLGenRSAKey /N:"Test Provider" /L:4096 /F:"c:\Sample Dir\test.file"

履歴

  Ver       年月日     コメント     
  1.0.1.0  2016.03.23 新しいOS用にランタイム等を変更
  1.0.0.1  2010.09.25 鍵領域の切替えに対応
  1.0.0.0  2010.09.20 新規公開

ダウンロード

ファイル サイズ: 905 KB (926,904 バイト)
ファイル名: SetupCryptSuite1010min.zip