New! 2024/11/29 サポート情報を更新しました
Exchange Bulk Mail Manager
Exchange Serverの各メールボックスに対して一括したメール処理を行える一括メール管理システムです。
本システムはExchange Serverまたは管理PCにインストールして使用するもので、各メールボックスに対する一括した管理機能を提供します。
主な機能
Exchnage Serverのメールボックスに対して、次の管理機能を提供します。・指定条件(※1)アイテム(※2)の一括検索
・指定条件アイテムの開封済み(既読)への変更
・指定条件アイテムの一括削除(ゴミ箱への移動、論理削除、完全削除)
※1 指定条件: アイテムの種類(※2)、受信日の期間、件名・差出人の部分一致(完全一致)、未読/既読、添付ファイルの有/無…等
※2 アイテム: メール、予定、タスク…等
利用環境
【Server】・Exchange Server:
Exchange Server 2013 (全エディッション) ※SP1またはCU4以降が必要です。
Exchange Server 2016 (全エディッション) ※CU6以降が必要です。
Exchange Server 2019 (全エディッション) ※RTM以降が必要です。
Exchange Server SE (全エディッション) ※2024/5/15現在の対応予定となります。
・メモリ: 各OS + Exchange Serverの推奨環境のRAM + 1GByte
・その他: Exchange管理シェル(リモート)やEWS(Exchange Web Service)、Autodiscoverの有効化
【Client】
・PC: Exchange Serverと同じドメインに所属しているコンピュータ
・メモリ: 実行時に1GByte程度を使用します。
・ストレージ: アプリケーション単体では20MB以上の空き容量のあるストレージ。それ以外にログファイルの保存に十分な容量
・OS:Windows 7 Service Pack1以降 、Windows Server 2008 R2以降
・ランタイム等: .NET Framework 4.5, Windows Management Framework 3.0
・ドキュメントの参照にはPDFファイルの参照アプリケーションが必要です。
【共通】
・ ユーザーアカウント: Exchange Serverと使用PCに管理者権限のあるユーザーアカウント
・通信: Exchange Serverと使用PC間でのHTTP(80)とHTTPS(443)による通信
システム概要
◆入力項目 (指定できる項目)
検索と処理で指定できる項目は次の通りです。
対象のメールボックス: 一覧から選択/検索キーワードの指定/一覧ファイルの指定
対象フォルダ: 一覧から選択
条件の指定
(個別指定)
対象アイテム: アイテムの種類を指定(すべて/メール/予定/タスク/…)
受信日: 日数を指定/年月日の範囲を指定
件名: 部分一致(完全一致) 条件を入力
差出人: メールアドレスの部分一致(完全一致) 条件を入力
未読/既読: どちらかを選択
添付ファイルの有無: 有/無どちらかを選択
添付ファイルの名前と拡張子を指定(Version 2.0以降)
(クエリを直接指定) クエリはExchange Serverの仕様によります。
処理内容: 一覧を出力する/開封済みにする/削除する (削除する: ゴミ箱への移動/論理的な削除/物理的な削除)
出力先フォルダ: 結果ファイルの出力先フォルダ
その他: 使用アカウント等のシステム的な内容は設定ファイル内で指定
◆出力ファイル
処理結果はCSVファイルへ出力されます。出力項目は次の通りです。
メールボックス(メールアドレス)、送信日時、受信日時、件名、差出人、メッセージID、処理内容(仮に削除する場合は”削除(ゴミ箱へ移動/物理的な削除)”等)、処理結果(仮に既読にする場合はSuccess/Error)、アイテムID、… (空行) 処理内容と結果の情報
◆イベントログの出力
開始/終了のイベントログ: 処理の開始と終了時に、イベントログが出力されます。終了時のイベントログには、処理内容と結果の情報(対象件数、処理件数、エラー件数)が出力されます。
エラーのイベントログ: システム的なエラーが発生した場合には、エラーのイベントログを出力します。
利用イメージ
パッケージ内容
・Windows アプリケーション(GUI) ※・コマンドラインアプリケーション ※
・管理者向け導入/設定手順書
※含まれるアプリケーションはエディッションにより異なります。
エディッション
・GUIエディッション … GUIアプリケーションを含みます。GUIから条件を選択または直接クエリを入力しての利用が可能です。・CUIエディッション … コマンドラインアプリケーションを含みます。コマンドラインから、またはタスクスケジューラに登録して、日次や週次バッチとしての利用が可能です。
・フルエディッション … GUIアプリケーションとコマンドラインアプリケーションを含みます。GUIから条件を選択または直接クエリを入力して、またはコマンドラインやタスクスケジューラに登録して、日次や週次バッチとしての利用が可能です。
販売価格
本システムの利用にはライセンスが必要です。ライセンスは、 拠点(利用場所)とドメイン毎にご購入いただくライセンスになります。1ライセンスあたり、1拠点内の1つのドメインに対して利用が可能です。
※2024/5/15 Exchange Server Subscription Editionは、保守サポートを含んだサブスクリプションライセンスのみの提供予定となります。Exchange Server 2013/2016/2019は従来通り製品ライセンスと保守サポート契約が別となります。
ライセンス価格はお問合せください。
保守・サポート
【基本サポート】
システムの不具合による修正について、対応したマイナーバージョンアップ製品を無償で提供させていただきます。マイナーバージョンアップ製品の提供は基本、ダウンロードまたはメールへの添付となります。
また次の場合は基本サポート対象外となります。
・納品後のサードパーティ製品導入による不具合
・納品後のOS、Exchange Server、その他のサービスパックやセキュリティパッチのインストールによる不具合
基本サポート対象外のサポートには次の保守・サポート契約が必要になります。ご検討ください。
【保守・サポート】※契約が必要です (Exchange Server 2013/2016/2019向け)
納品・検収後から本システムに関しての保守・サポートを行います。保守・サポートの対応内容は、次の通りです。
・メールサポート(基本、営業日24時間以内に何らかの返信を行います)
・不具合情報を頂いた後、弊社内での検証
・電話サポート(Skypeも可能)
・最新版の提供(マイナー及びメジャーバージョンアップ製品の提供。メジャーバージョンアップを導入するしないの判断は発注側やお客様の判断にお任せします)
・サードパーティ製品導入やOS、Exchange Server、その他のサービスパックやセキュリティパッチのインストールによる不具合への調査と修正対応
保守・サポート契約は、納品後からライセンスの有効期限まで契約することが可能です。
【保守・サポート費用】 (Exchange Server 2013/2016/2019向け)
年間保守・サポート費用
ライセンス費用 × 20% / 年
保守・サポート基本契約費用
ライセンス費用 × 50% (ご契約が無い状態で保守・サポート契約を行うケースでは必要になります。※納品直後からご契約の場合は不要です。)
【オンサイトサポート対応】
お客様環境での調査等が必要な場合はオンサイトでの対応を行います。
オンサイトでの対応は、別途定めるサポート料金により行います。詳細はお問合せ下さい。
お問合せ
この製品についてのお問い合わせは、こちらのページからお問い合わせください。サポート情報
- 2024年11月29日
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KB5049233で対応パッチでの動作確認
Exchange Bulk Mail Managerの対象バージョンにつきまして更新のお知らせです。
11月下旬に公開されたExchange Server 2019 CU14、CU13、Exchange Server 2016 CU23用修正プログラム(SU)KB5049233での動作確認を完了しました。
2024/11/29現在の対応バージョンはこちらのページでご確認ください。 - 2024年5月15日
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Exchange Server Subscription Editionへの対応について
Exchange Server Subscription Editionへの対応については、こちらのページをご確認ください。
導入実績
導入事例 1. 地方公共団体様
お客様名 | 地方公共団体様 |
導入時期 | 2018年 導入 |
導入パートナー | 関東地方パートナー様 |
利用規模(ユーザ数) | 10,000~100,000ユーザ |
メールサーバ | Exchange Server 2013 シリーズ |
導入事例 2. 地方公共団体様
お客様名 | 地方公共団体様 |
導入時期 | 2020年 導入 |
導入パートナー | 関東地方パートナー様 |
利用規模(ユーザ数) | 25,000~75,000ユーザ |
メールサーバ | Exchange Server 2019 シリーズ |